塗替えのタイミング

外壁塗替えのサインを見逃さないようにしましょう

太陽や雨風にさらされ、年月の経過と共に劣化していく外壁。
剥がれやヒビを放置しておくと、雨水が染み込み、柱や土台を腐らせ建物の劣化を早めることつながってしまいます。
大切な住宅を長持ちさせるには、定期的な塗り替えやメンテナンスが必要不可欠。
外壁の塗装は通常8年くらいで劣化が始まります。
使用している塗料や周囲の環境によっても大きく変わってくるので塗り替えのサインを見逃さないようにすることも大切です。

塗替えのサイン

次の4つが外壁の塗替えサインです。ご自宅の壁を点検してみましょう!

クラック

モルタル壁の起こりがちな、「クラック」ともいうヒビ割れ。地震や乾燥、下地の反りなどが原因と考えられます。シーリング・コーキングなどと呼ばれるゴム状の素材を注入してひびを埋め、その上から塗装を行います。

チョーキング

外壁に手を触れた際、手にチョークのような白い粉がつく現象をチョーキングといいます。この白い粉は紫外線で分解された塗装膜で、雨風や紫外線が原因です。指で触ってみた時の粉の量で劣化度がわかります。

藻やカビの発生

建物の構造には大きな影響を与えることもありませんが、不潔感もあり、見た目も好ましいとは言えません。雨水に溶け込んだ成分やホコリなどを栄養分として発生します。防カビ効果の高い塗料での塗り替えがおすすめです。

ふくれ・剥がれ

塗膜が付着力を失い、膨れたり剥がれたりするとそこから雨水が浸入します。そうなると剥がれた箇所がやがて大きくなり、美観や住宅の耐久性に影響を与えます。

我が家にピッタリの塗料はどれ?

耐久性と生活設計に合わせて塗料を選びましょう。

10~20年前までは、アクリルやウレタン系塗料が主流でしたが
最近では耐久性が高いシリコン系やフッ素系塗料が登場し、塗料の耐久性が向上しています。

塗料選びで大切なのは、外壁材の劣化状況と今後の生活設計を合わせて検討することです。
塗料を選ぶ際は色味や表面の仕上げなどの意匠性ばかりを気にしがちですが、今後どのくらい家を持たせたいのかを考え、耐久性と予算のバランスを考えることが大切です。
塗料の種類は主原料によって大きく4つに分類されます。
価格が安い順にアクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料です。
一般的に価格の高い塗料の方が耐久性も高く、塗り直しのサイクルも長くなります。

外壁塗料の種類比較 ※あくまでも目安としてお考え下さい

塗料の種類塗替え時期特徴
アクリル3~5年耐用年数は最も短く、今後も住宅を長く維持したい場合は向かない。「色だけ変えてイメージチェンジしたい」という場合に。
ウレタン5~8年コストの割りには耐用年数も長く価格と機能のバランスが良い。
光沢があり厚く塗りやすいため、数年前までは外壁塗装の主流に。
シリコン8~13年現在の主流となっている塗料。
耐用性能も高く、住宅を長く維持したい場合におすすめ。
費用対効果で考えるとメリットが大きい。
フッ素10~15年コストは高くなるが、他の塗料と比べて耐久性能が高く塗り替え時期は最長。
防汚性能にも優れる。

最近では、外壁が汚れにくい塗料や防カビ機能を備えたものなど、高性能塗料も多数登場しています。
光触媒を利用し、光や水の力で汚れや空気をきれいにする塗料「ハイドロテクト」も今話題になっています。

「ハイドロテクト」について詳しくは、TOTOの環境浄化技術「ハイドロテクト」ホームページ参照

屋根のメンテナンスもお忘れなく

日々の雨風にさらされ、住宅の中で最も過酷な環境にある屋根。
普段目にしない場所なので、知らないうちに老朽化が進み雨漏りなど大きな被害を被るケースもあります。
最近の屋根材は軽量で耐久性が高く、種類も豊富。全面葺き替えをしなくても屋根の状態によっては一部分の補修や塗装だけで十分なメンテナンス効果が得られる場合もあります。
屋根の点検・お手入れは信頼のおける業者に依頼することが肝心です。 

屋根のメンテナンス3つの方法

葺き替え~定期的な葺き替えがお得~

屋根の素材には主に「瓦」「スレート」「シングル」「金属」の4種類があり、重さやメンテナンス性・耐久性を考えて選ぶ必要があります。部分葺き替えを上手に利用するのが、コスト的にも賢いメンテナンス法といえます。

カバー工法~環境にやさしく低コスト~

屋根を撤去せず、上から新しい屋根をかぶせる工法。廃棄物が出ないので環境にやさしく低コストで、工期も短くて済みます。15年以上前のスレート屋根で、工事中のアスベスト飛散が心配な場合にも採用されます。

塗装~塗替えは7年が目安~

スレートや金属素材の屋根は経年劣化により塗膜の剥がれや浮きが出るので、スレートは8~10年、金属は10~15年に一度の塗装が必要。最近は遮熱効果のある塗装など、快適性をアップさせる塗料も出ています。塗装
塗り替えは7年前後が目安

屋根の下地材は腐っていませんか?

屋根のメンテナンスの際は、表面的な部分だけでなく雨水の浸入を防ぐ下地材のチェックも併せて行いましょう。
いちばんやっかいなのは、部屋には漏れない程度の屋根裏内部の雨漏り。
知らないうちに天井裏や壁の内部がボロボロになって、シロアリが大発生していることもあります。
築20年以上の木造住宅は、下地部分が腐っている可能性が高く、交換が必要と覚悟しましょう。
築30年以上の場合は現在のような高性能防水シートが敷かれていないのでさらに腐っている確率が高くなります。